だーかーら。

いつもの事だが、婆さまは自分が作った料理は無くなるまで食卓に出す。
正月料理に始まり、春先には「のらぼう菜、茹でただけ」が、
(今年は残念ながら貰い物のナスが無いので登場しないが ぷ笑)
夏には「チンだけ ナス」
(切って皿に並べて、レンジチン。味付けはオンリー、ざ、ショウガ醤油)が、

そして、同じ味付けで材料もこれまた同じ漬物が
無くなるまで、朝昼晩に登場する。

当然、爺さま意外誰も食べない。
「誰も食べないのか?」と爺さまはアタシに聞くが、
どんなに旨い料理だって、二日も続けば辟易するし、
そもそも味もそっけもない スポンジの様なナスを、食う気にもならない。

店の弁当は、揚げ物以外、ほぼアタシが作っている。
なんでもやっちまうと、婆さまは何もなさらないので
弁当に付ける「煮物」の何品かは、婆さまに担当して貰っている。

弁当の注文は、ほぼ決まった場所(当然食べる人間も同じ)から入るので、
出来るだけ内容を変えるように気を使う。
ただ、突然大量に注文が来たり、反対に全く入らず(はぁ?)となったりするので
用意した材料が余る事も多々ある。

今回もそうだった。
同じ煮物が続いたので、これじゃー客がいやがるだろうと当然チェンジ。
残り物は製作者(婆さま)に処理していただこうと 

「悪いけど、同じモノが続いたからソレ(今回はひじきの煮物)使わないから。
おかずで食べて貰える?」 と言えば

「同じモンばっか、喰えるわけないだろうっ」 と婆さまが叫ぶので 一言。


「だーかーら、同じモン
(客の弁当に)付けられないのッ」



by nikuya129 | 2017-08-07 13:50