我が家じゃ無理。

2代目が後を継ぎ営業を続ける店が多い 我が商店街だが
先代が高齢化し、その介護や世話をする奥方や嫁さんの悲鳴があちこちから聞こえる様になった。

病に倒れ 結果 動く事も、食事をとる事も出来なくなり、
点滴だけで生きながらえているある先代は、
その昔、億からの売り上げを誇ってブイブイ言わせたお人だと聞く。
アタシの印象は「寡黙で頑固そうなおじいちゃん」だったから、少しとっつきにくい感もあったが
軒下に居候していたツバメを見守るお顔は、物凄く優しげで
人は見かけによらないよなぁ・・・などと 勝手に想像していた。
今は、自宅で奥方に見守られながら、静かに時を過ごされている。

あの家のじいちゃんは マジでお幸せだ。  うん。

転倒し 頭を強く「振った」ある婆さまは ソレがきっかけで歩く事が恐怖そのものになっちまった。
そのうち、腰の痛みも発症。益々店に出る事を嫌がり
自室に引きこもって 日がな一日ベットで横になる様になる。
今では階段の上り下りさえままならなくなり、階下にあるトイレに行く事さえ難しい。

その世話を 身体が不自由な嫁が一身に担っている。
旦那が嫁をいたわってくれれば良いんだが、そんな事は一切ない様で
買い物に行く先々で愚痴をこぼす嫁。


あの家の婆さまも ある意味、お幸せだ。  うん。


そんな話を一心不乱に話す婆さまに向かって一発発射だ。ドカーンッ


「うちは 仕事をしなけりゃ食べていけない。
誰かがどうかなっても、世話をする暇すら無いから そこんとこ 宜しく」





我が家の爺婆は ある意味 物凄く不幸かも分からない。  うん。









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# by nikuya129 | 2017-09-17 06:57

優しくなれない。

我が家は自営業だ。
だから、泳いでいなけりゃ死んじまうマグロと一緒で
何から何まで自分でやらなきゃなんない。
縛りや決まりは無いが、全て自己責任で、
給料はおろか、ボーナスも保証すらも無し。
経費は莫大。 悲ッ
同業者が次々に廃業していくが、
自分の子どもに後を継がせようとは思わない。

そんな中で、唯一 何もしない(てか 出来ない)爺さま。
この店を開いたのは確かに爺婆だが、時代の流れと共に
今や完全に旦那の客ばかり。よって爺さまの出番は無くなったのだが。
兎に角不器用。兎に角雑。同年代の婆さまが、新しい機械に果敢にチャレンジし
操作を習得するのに比べ、物覚えも最低。
目の前でジャンジャンなってる電話は取りたがらず、
運転免許の更新は止めたから、遠方への配達も出来ない。

一週間に一度ある「豚解体作業」が唯一の仕事。
客に向かって 「年寄りを働かせて」 と、ぼやくが
(よく言うよ) と腹の中で笑う。


営業中でも 自室にこもってずーっとテレビ。
階下に降りて来ても どっかり座ってテレビを付ける。


そんなにやる事が無いなら、自分の食事位時間を掛けて作ってみれば?
婆さまは 基本、やらないんだし。


まじ、優しくなれない。申し訳ないとは思うけど。









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# by nikuya129 | 2017-08-17 06:47

だーかーら。

いつもの事だが、婆さまは自分が作った料理は無くなるまで食卓に出す。
正月料理に始まり、春先には「のらぼう菜、茹でただけ」が、
(今年は残念ながら貰い物のナスが無いので登場しないが ぷ笑)
夏には「チンだけ ナス」
(切って皿に並べて、レンジチン。味付けはオンリー、ざ、ショウガ醤油)が、

そして、同じ味付けで材料もこれまた同じ漬物が
無くなるまで、朝昼晩に登場する。

当然、爺さま意外誰も食べない。
「誰も食べないのか?」と爺さまはアタシに聞くが、
どんなに旨い料理だって、二日も続けば辟易するし、
そもそも味もそっけもない スポンジの様なナスを、食う気にもならない。

店の弁当は、揚げ物以外、ほぼアタシが作っている。
なんでもやっちまうと、婆さまは何もなさらないので
弁当に付ける「煮物」の何品かは、婆さまに担当して貰っている。

弁当の注文は、ほぼ決まった場所(当然食べる人間も同じ)から入るので、
出来るだけ内容を変えるように気を使う。
ただ、突然大量に注文が来たり、反対に全く入らず(はぁ?)となったりするので
用意した材料が余る事も多々ある。

今回もそうだった。
同じ煮物が続いたので、これじゃー客がいやがるだろうと当然チェンジ。
残り物は製作者(婆さま)に処理していただこうと 

「悪いけど、同じモノが続いたからソレ(今回はひじきの煮物)使わないから。
おかずで食べて貰える?」 と言えば

「同じモンばっか、喰えるわけないだろうっ」 と婆さまが叫ぶので 一言。


「だーかーら、同じモン
(客の弁当に)付けられないのッ」



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# by nikuya129 | 2017-08-07 13:50

おぉ~怖っ

爺さまは糖尿病で、食事をとらないと低血糖になる。
低血糖になると、意識がぶっ飛び、最悪、あの世行の特急列車に飛び乗っちまう・・・って感じだ。

今夜も、婆さまは、爺さまの為に食事の支度をする事無く、
アタシが用意した料理に箸を付ける。(チッ)

その場に爺さまが居なかったので、

「食わせなきゃやばいんじゃね?部屋に居るなら引きずりおろして来てよッ

と言えば、

「アタシャ、知らね。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。はぁ?



介護ケアに努めてるっつぅ話が、飛び交う昨今、


我が家のご老人夫婦に限って言えば


日常、殺伐とした空気が流れてて、


〇だら、ラッキ~♪ と心底思ってんだろうなぁ~♪    


 
ゲーッ

 














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# by nikuya129 | 2017-07-28 21:01

生きがいってなんなのさ~♪

生まれ出てもぅ半世紀だと、
心友のご両親のお別れ会に、呼ばれる事がものすごーく多くなった。
アタシと同世代なのにご本人の「ソレ」に、参列した事も、多々ある。

正直、アタシの母親は壮絶な最期だったんで、
(顔形はもちろん、性格もそっくり(らしい・・))
現代医学の進歩を切に願うしか無いんだが、

願いが叶うのなら彼女以上に、しぶとく生きてやろうと思ってる。 ウハハハハハッ


生きがいってなんなのさ~て思ったら。


誰かの、何かの命の手伝いをする事なんじゃないかなぁ~。


だからその為に、自分の命を大事にする事なんじゃ、無いかなぁ~。


ま、アタシの場合に限って、だけど。







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# by nikuya129 | 2017-07-20 14:32